プロモーション手法 AISASについて
SNSの威力や,Web広告のレコメンド機能が,今最も有効なプロモーション戦略のひとつなのではないだろうか.
勉強前は無意識下だったが,枠組みとして説明されてしまうと
「マーケターすげー!」
と思わされてしまうAISAS(アイサスと読む)について備忘録を目的にまとめておきます.
購買行動モデルAISASは以下の行動の頭文字をとっています.
- A:Attention(注意)
- I:Interest(興味)
- S:Search(検索)
- A:Action(購買)
- S:Share(情報共有)
AttentionやInterestをWeb広告であったり,他人のSNSから想起され,GoogleなどでのSearchへ繋がり,購買(これは小売店の場合もあるだろうし,ネットで購入することもあると思う),購入後に商品をSNSでShareする流れにな利ます.
このAISASモデルのすごいところは,
Shareが次の潜在顧客に対してAttentionやInterestを想起する,無限ループの成立
です
ただし,購入した人が必ずしもSNSでシェアしてくれるとは限りません.
そこで,Shareしたくなる環境を整えることがマーケターの腕の見せ所なのかと思います.
先日Amazonでとある商品を購入したのですが,その商品には
「Amazonにレビューを書いてくれたら商品券500円プレゼントします」
というカードが入っていました.
ネットで調べてみるとRIZAPは紹介制度をしてたりするみたいですね.
そのように,何かしらの紹介することによる金銭面のメリットを提供することも1つの方法でしょう.
しかし,何よりも,ユーザー体験を与え,ユーザーの生活に高価値を与えること,それを設計することが大事なのかと思いました.
例えば,Twitterで「iPhone11」「カメラ」「綺麗」と調べると,物凄い数のツイートが引っかかります.
これ,なぜ,わざわざ素人がツイートするのかなって考えると...
- iPhone11を買ったことを友達に知ってもらいたい!
- 綺麗に取れた子供の写真なり,趣味の物を写した写真を見てもらいたい!
- etc...
というような,背景があるのかと思います.
そういうことを書かせるためのプロダクト自体のコアも持ち合わせているし,ブランドがあったり,顧客のWantsを超えたNeedsを満たすことをiPhoneは達成しているのでしょうね.
何よりもこのAISASがすごいのが,広告宣伝費が非常に安価,場合によっては無料で勝手に広まることですよね.
もちろん,この時代,悪評も一気に広まるので,そこは注意ですね.
いや,AISASすごい!
大学院入試結果発表まであと16日